「臨床検査技師をしているけれど、副業に挑戦してみたい。おすすめはある?」
「医療従事者でも副業していいの?」
と悩んではいませんか?
本記事では、臨床検査技師の副業にWebライターがおすすめの理由について解説します。
医療機関で正社員として働きながら副業に挑戦し、ライターとして独立した筆者だからこその意見を述べていますので、ぜひ参考にしてください。
臨床検査技師でも副業は可能!
結論から申し上げますと、臨床検査技師でも副業は可能です。
医療職は他の会社員と性質が異なるため、副業ができないと思い込んでいる方も少なくありませんが、問題なく副業できます。
Webライターは副業に適している
多くの選択肢がある中、副業にWebライターをおすすめするのは多くのメリットがあるからです。
Webライターが副業に適している理由は以下の4点です。
副業として優れている点が多いことが見て取れるでしょう。
これから順番に解説していきます。
未経験でも取り組みやすい
プログラミングやイラスト作成、デザインなどの高度な技術を要求する副業と違い、Webライティングは初心者でも始めやすいことが特徴です。
文章作成の際には事前の情報収集(リサーチ)が欠かせませんが、それはインターネット上の情報だけでも十分賄えるからです。
自分の得意な分野や興味のある分野であれば記事作成もスムーズに進めやすく、医療従事者としての専門知識を活かせる案件も多く存在します。
今まで触れてこなかった新しい分野に触れるきっかけにもなり、将来の可能性を広げることにも繋がります。
初期投資が少ない
Webライターの仕事に最低限必要なものはインターネット回線とパソコンです。
場合によってはタブレット端末やスマートフォンだけでも作業が可能なため、副業のために新しい機材を揃える必要性が薄く、金銭的リスクがほぼゼロで副業に挑戦できます。
また、文章作成ではWebページの閲覧やWord・Excelなどのなどの基本的なアプリの使用だけで完結できる場合が多いので、性能の高い高価なパソコンも必須ではありません。
大きなリスクを負うことなく気軽に始められるのは副業初心者にとって大きな利点です。
作業場所の自由度が高い
副業といえば「自宅やカフェなど好きな場所で働ける」というイメージはないでしょうか。
臨床検査技師をはじめとした医療従事者は在宅で仕事はできないため、その日の気分に合わせた環境で仕事ができることは魅力的に感じる方も多いことでしょう。
動画編集などの重い作業が必須で、性能の高いデスクトップパソコンが必要な副業では、作業環境を自由に選べることは稀です。
一方、Webライターであれば、ノートパソコンとインターネット環境さえあればどこでも好きな場所で仕事ができます。
出先でWi-Fiがないところでも、スマートフォンのテザリング機能を使えば問題なく作業が可能です。
コミュニケーションが苦手な方でもOK
Webライターの仕事は、1人で黙々と行えるため、人とのコミュニケーションが得意でない方や、作業は誰にも邪魔されず集中したい方にピッタリです。
案件によってはZoomなどの会議アプリを用いて打ち合わせがある場合もありますが、仕事を受注する時点でそういったミーティングのない案件を選べば良いので、どうしても回避したい方にも安心です。
職人気質の臨床検査技師にも合う副業だといえます。
臨床検査技師の副業にWebライターがおすすめの理由
Webライターが副業に適していることが分かりましたが、ここからは臨床検査技師の副業にWebライターがおすすめの理由を解説していきます。
おすすめポイント以下の2点です。
医療系記事は単価が高い
Webライターの報酬体系は、1文字あたりの報酬(文字単価)か1記事あたりの報酬(記事単価)で構成されていることがほとんどです。
残念ながら、初心者向けの案件では文字単価が0.1〜0.3円などと極端に報酬が少ないもあり、「労力の割に稼げない」といった問題が解決せずにリタイアしてしまう方も多いのが現状。
こういった低い報酬の記事は専門知識が必要なく、誰にでも書けるような内容のものが多いです。
それに比べ、医療や金融といった専門知識が必要な分野はライターの数も少なく、世間的にも需要のある分野であるため、報酬設定が高い傾向にあります。
初心者のうちは文字単価1.0円を目標にして欲しいですが、医療系の案件の中には文字単価3.0円を超えるものもあり、十分稼ぐことが可能です。
育休で収入が減っても安心
育休中は育児給付が入るとはいえ、収入が元の6〜7割ほどまで低下してしまいます。
育児で支出が増えるのに収入が減ってしまう状態が長く続くことは、育児に携わる多くの方が直面する問題です。
そんな時にWebライターの経験があれば、育児の合間でも無理なく副業収入が得られ、家計を支える柱のひとつにもなります。
臨床検査技師は女性の割合が多く、将来的に産休・育休に入る方も少なくないですので、将来の金銭的リスクを下げるためにもWebライターでの副業がおすすめです。
副業に取り組む際の心得
副業に取り組む際の心得は以下の2点です。
本業第一
副業に費やす時間が長くなることで睡眠時間が大幅に削れてしまう場合、本業に支障をきたしてしまう危険性もあります。
そうなると仕事でのミスが増え、副業による恩恵よりも悪影響が目立ってしまいます。
自身が引き受けた案件に責任を持たないことはNGですが、副業はあくまでも副業ですので、本業とのバランスを考えながら計画的に取り組んでいくことが大切です。
職場のパソコンやWi-Fiで作業をしない
パソコンとインターネット環境があればどこでも作業できるとはいっても、職場のパソコンやWi-Fiで案件に取り組むのは御法度です。
仕事用のパソコンを私的利用するとセキュリティ上の問題や法的責任が発生した時に騒動が大きくなるのに加えて、アクセスログから他の職員に副業をしていることがバレてしまう恐れもあります。
コンプライアンス的にも、副業では自前のパソコンを用いるのが最善です。
副業禁止の臨床検査技師も存在
基本的に副業OKな臨床検査技師ですが、以下に該当する方は例外的に副業NGとなっていますので、注意してください。
それぞれ順番に解説していきます。
公務員施設で働いている場合
国公立病院や保健所、地方衛生研究所、科学捜査研究所などは公務員施設として定められており、副業が禁止されています。
国家公務員法第103条には「国家公務員は営利を目的とする企業や団体の役員等との兼業や自営業ができない」と規定されていますので、公務員施設に勤務している方は無断で副業を行うと法律違反となる場合も。
国家公務員法第103条は、違反しても罰則の規定はありませんが、職場の同僚だけでなく世間からの信頼を失う危険性がありますので、安易な行動は控えましょう。
就業規則で副業禁止の場合
総合病院や検査センター、クリニックなどで勤務している通常の臨床検査技師であったとしても、職場の就業規則で禁止されている場合は副業ができません。
万が一就業規則を確認せず副業を始めた後にそれが発覚した場合は、何らかのペナルティが課されてしまう恐れもあります。
そのため、副業に挑戦する場合はあらかじめ職場の就業規則を確認するか、上司や総務に確認を取ることをおすすめします。
職場にバレずに副業をする方法
副業を行う上で、「職場にバレたく無い」と考えている方は多いことでしょう。
職場にバレずに副業をして年収をアップさせるために必要な事は以下の2点です。
副業収入の住民税を普通徴収に設定する
普通徴収とは、市区町村から送付される納税通知書を使い、納税者本人が住民税を納める方法です。
自分で直接納税するのはハードルが高そうですが、納税通知書を用いればコンビニなどでも納税できますので誰でも簡単にできます。
普通の会社員であれば、住民税は特別徴収(給料天引き)で納税しています。
副業収入があり、納税方法を特別徴収のままにしておくと副業の収入分の住民税も共に職場に通知され、副業がバレる原因にも。
そのため、本業の住民税は特別徴収のままで、副業分の住民税は普通徴収に変更することで職場に副業がバレにくくなります。
副業収入が年間20万円超えないようにする
1年間の副業収入が20万円を超えてしまうと個人での確定申告が必須になります。
個人での確定申告がなければ、副業収分の住民税の通知が職場に行くことはないので、職場に副業がバレることはありません。
ただし、ふるさと納税や医療費控除といった他の理由で個別に確定申告を行った場合、副業収入が年間20万円以下だとしても職場にバレてしまう可能性があるため注意が必要です。
まとめ
臨床検査技師の副業にWebライターがおすすめな理由は、副業初心者でも始めやすく、医療の専門知識を用いることで比較的稼ぎやすいからです。
Webライター人口はコロナ禍を機に大きく増加しましたが、需要の高い専門知識を有した臨床検査技師であればWebライターとして副業収入を得ることは十分可能です。
「副業を始めて年収を上げたい」「今後のキャリアチェンジの足がかりにしたい」と考えている方はぜひWebライティングに挑戦してみてください。
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